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「鎌田大地が三笘を心配そうに見つめて…」ブライトン三笘薫が異例の“取材NG”…現地記者が見た“ケガの真相”「三笘の移籍ゴシップが流れ始めた事情」
posted2025/04/16 19:10

12日のレスター戦、ベンチ外となった三笘薫(27歳)。今季リーグ戦を初めて欠場した
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田嶋コウスケKosuke Tajima
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Getty Images
ブライトンの三笘薫が、今季国内リーグ戦を初めて欠場した。
三笘は12日に行われたブライトン対レスター戦でベンチ外となり、プレミアリーグ第31節まで続いた連続出場記録が途絶えた。日本代表MFは、ベンチ裏から試合を観戦。しかしチームはPKで奪った2度のリードを守りきれず、降格圏19位に沈むレスターに2−2で引き分けた。8連敗中のレスターにホームで勝ちきれなかったことから、試合後の本拠地アメックススタジアムにはサポーターのブーイングが鳴り響いた。
鎌田大地が思わず三笘のもとへ…
欠場の引き金となったのは、5日に行われた前節クリスタルパレス戦での接触プレーだった。
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後半6分、この試合で先発した三笘が左サイドからドリブルでカットインした。しかしボールタッチがわずかに大きくなり、三笘はスライディングタックルを仕掛けた。ここに、クリアに入った相手DFの右足が入り、両者は激しく衝突した。三笘は右の脛から足首付近を抑え、蹲ったまま動けない。クリスタルパレスの鎌田大地が心配そうに歩み寄り、治療中の三笘に声をかけていた。
主審の判定は、「三笘のファウル」。しばらくしてサムライ戦士が起き上がると、右足をケンケンしながら主審に抗議した。その後タッチラインの外に出て、主審からプレー再開の許可が出るまで待機していたが、その際も頻繁に右足を気にしたり、右のアキレス腱を伸ばしたりしていた。
接触プレーから3分後にようやくピッチに戻るも、やはり右足をひきずりながらプレーを続ける。こうして、後半18分に交代となった。ベンチでは右足のスパイクを脱ぎ、痛めた箇所をアイシングしていた。
この後も、いつもの三笘ではなかった。試合後、普段ならサポーターの下に挨拶に向かうが、この日はベンチから選手通路口に直行。その際も、やはり右足を引きずっていた。
異例の取材対応「カオルが話したくないと…」
取材エリアでも異例の対応となった。
三笘から話を聞こうと待っていると、クラブ広報が「申し訳ないが、カオルが話したくないと言っている」と伝えてきた。こちらは「クリスタルパレスの鎌田選手をここで待つ必要があるので、カオルが来たら、挨拶だけさせて」と答えた。