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「エンドウは今夏移籍すべき」vs「エンドウは残留して」英国人記者が意見対立、リバプール遠藤航32歳…「“スタメン落ち”でもエンドウ人気は高い」

posted2025/04/10 17:05

 
「エンドウは今夏移籍すべき」vs「エンドウは残留して」英国人記者が意見対立、リバプール遠藤航32歳…「“スタメン落ち”でもエンドウ人気は高い」<Number Web> photograph by AFLO

スロット監督と遠藤航32歳。リバプールはプレミアリーグ優勝が近づくが、遠藤はスタメン落ちが続く

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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リーグ戦ここまでスタメン0……リバプールで“先発落ち”の日々が続く遠藤航(32歳)。チームはプレミアリーグ優勝が近づく一方で、「エンドウは今夏移籍すべき」英国の名物記者は豪語する。そして具体的に挙がる移籍先候補とは?【全2回の前編/後編も公開中】

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 ニューカッスルの選手団が優勝トロフィーを持ち上げると、リバプールのMF遠藤航は腕を組んだまま、彼らを見つめていた。

 3月16日に行われたリーグ杯決勝のニューカッスル対リバプール戦。リバプールを2−1で下したニューカッスルは、70年ぶりの主要国内タイトル獲得に喜びを爆発させた。一方、敗れたリバプールの選手たちは、静かにその模様を眺めていた。決勝で出番のなかった遠藤もその一人。ニューカッスルのトロフィー授与式を見届けると、遠藤を含めたリバプールの選手たちは足早に選手通路口へ消えていった。

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 昨シーズンのリーグ杯覇者リバプールは2季連続でファイナルに駒を進めたが、ニューカッスルに1−2で敗れた。内容的にも良いところがなく、まさに完敗だった。

 そしてベンチスタートの遠藤は、最後まで出番の声がかからなかった。チームは、前半終了間際と後半の立ち上がりに続けて失点。2点を追いかける展開となり、アルネ・スロット監督はベンチから攻撃的な選手を次々と投入していった。しかし後半アディショナルタイムに1点を返すのが関の山だった。守備的MFの遠藤を必要とする展開ではなく、日本代表はベンチでリーグ杯ファイナルを終えた。

地元メディアは評価「エンドウ・カードだ」

 振り返ると、遠藤は昨シーズンのリーグ杯決勝で歓喜の中心にいた。

 4−3−3のアンカーとして決勝のチェルシー戦で先発し、30分の延長戦も戦い抜いた。結果は1−0で勝利。試合終了のホイッスルが鳴ると、遠藤は嬉しさのあまり男泣きし、優勝セレモニーでは笑顔でリーグ杯のトロフィーを掲げた。

 しかし、この1年で遠藤の状況は大きく変わった。ユルゲン・クロップの後任としてリバプールの監督を引き継いだのは、オランダ人のスロット。遠藤が務めてきた守備的なMFに同胞のライアン・フラーフェンベルフを抜擢して自身のカラーを強めた。

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