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「背後からカメラが…不快感はありました」坂口佳穂が受けたビーチバレー“盗撮被害”の実態「でも、撮られるのを理由に水着を変えるのは…」―2024下半期読まれた記事
text by
吉田亜衣Ai Yoshida
photograph byL)Asami Enomoto、R)Kazuaki Mutsunaga
posted2024/12/31 06:17
今年2月に長女を出産した坂口佳穂さん。現在のビーチバレー界への思いを明かした
坂口 絶対に嫌な思いをさせたくないです! 会場内で持ち物検査をしたらどうでしょうか? 他のスポーツ会場では入場時に必ず行っているところもあります。隠しカメラや危険物を持ち込んでいないか荷物検査をすれば、怪しい行動もできないし抑制になると思います。
「撮影の問題についても積極的に発信すべき」
――スポーツキャスターなどスポーツを伝えるメディアの立場としてはどうでしょうか?
坂口 これまで現場のキャスターはやったことがあるのですが、まだ解説などはしたことがないので、今後はやってみたいです。ビーチバレーの会場にお仕事で行く機会があれば、撮影の問題についても積極的に発信すべきだと思います。誰かが公の場で声をあげれば、問題意識として目が向きやすくなるので、会場にいる人に盗撮がいけない行為だと認知してもらいたい。もし、私が発信役を務めるならば、試合の前後やタイム中など耳が痛いと言われるほど、明るく言い続けたいですね。
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この世界の中心にいたからこそ、次々に出てくる率直な意見。それこそが坂口さんがビーチバレー界に残したものであり、これからも伝道師として残していくものがきっとあるはずだ。《インタビュー第1回、第2回も公開中です》
(撮影=榎本麻美)