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元バレーボール大阪代表の大谷亮平も納得。URBAN FIT24が“フィットネスジム界のスタバ”を目指す理由とは?

posted2024/05/02 11:00

 
元バレーボール大阪代表の大谷亮平も納得。URBAN FIT24が“フィットネスジム界のスタバ”を目指す理由とは?<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

text by

君塚麗子

君塚麗子Reiko Kimizuka

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Nanae Suzuki

 近年、全国的に店舗数が増えている24時間フィットネスジム。早朝でも深夜でもいつでも好きなタイミングで利用できるのが24時間ジムの醍醐味ではあるが、一方で「無人のジムではマシンの使い方が分からない」「効果が感じられない」「衛生管理が行き届いていない」などの理由で長続きする人は多くないという現実も……。

 そんな24時間ジムの弱点を払拭し、上質な空間と充実の設備、ホスピタリティの高さで話題となっているジムがある。2016年より大阪を中心に展開、昨年の東京進出を皮切りに全国に店舗を広げているURBAN FIT24だ。

 一般的に男性客が中心の24時間ジムにおいて同ジムでは女性会員約4割、会員全体の継続率も非常に高く、この数字がフィットネス業界に大きなインパクトを与えている。

 従来の24時間ジムとは具体的に何が違うのか? 人気の秘密を探るべくオープン間もない池上駅前店を訪れた。

 店内に入りまず目を引くのはレンガ調の壁を採用したインテリア。

 24時間ジムといえば白を基調にした無機質な内装の店内にマシンがずらりと並んでいるのが通常だが、URBAN FIT24は店内の雰囲気からして他とはまったく異なる。

「気軽に通いやすいのは24時間ジムとして当たり前のことです。URBAN FIT24では、そこからさらに居心地の良さを追求するための様々な取り組みをしています。NYブルックリンスタイルのお洒落な内装を全店統一で採用しているのもそのひとつ。この内装デザインが評価され、昨年、特許庁意匠登録も取得しました」(アーバンフィット・山本景士代表取締役社長)

 ブルックリンのカフェを彷彿させる空間には居心地の良さからか、トレーニング終わりにカウンターでPCを広げてひと仕事しているビジネスパーソンの姿も。言わずもがなフリーWi-Fi完備。プロテイン・アミノ酸サーバーも24時間利用できる。

1店舗あたりのマシン費用は約1億円

 マシンは世界中のトップアスリートやセレブにも愛用されているイタリア製テクノジムの最上級モデルと厳選されたフリーウエイトを設置。

 マシンの総額費用はなんと約1億円! これほどのハイエンドマシンを使用できて月会費が7,400円(税抜)とは、ベテラントレーニーも満足度が高いだろう。

 さらに、これらのマシンを使用したすべてのトレーニングの詳細を会員専用アプリ「健活コーチアプリ」で管理することができる。

 会員専用アプリを使用して入退館するシステムは従来の24時間ジムでも既に導入されているが、同アプリでできるのはこれだけではない。

 ジム内でのトレーニング記録、自宅でのトレーニングをサポートする動画コンテンツの視聴と記録、AIを使用した食事記録機能、スマホやスマートウォッチと連携した歩数や睡眠、体組成情報の記録など、言わば総合的な健康管理を行うことができるのだ。

 トレーニング、歩数、食事、睡眠などのデータを個別のアプリに記録している人は多いと思うが、これらすべてをたったひとつのアプリで管理できるというのは画期的。

 これは日本国内の24時間ジムとして唯一無二の取り組みなのだそう。そして、このような精度の高いアプリ開発を実現できるのには理由がある。

【次ページ】 新店舗「URBAN FIT24 池上駅前店」がオープン

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