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佐藤寿人が“減俸提示”で考えた自分の仕事「フォワード=ストライカー、じゃない」《今、最も気になる選手は?》 

text by

金子達仁

金子達仁Tatsuhito Kaneko

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2021/10/11 11:03

佐藤寿人が“減俸提示”で考えた自分の仕事「フォワード=ストライカー、じゃない」《今、最も気になる選手は?》<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

キャリアの中で挫折の1つだと語ったのは2011年シーズン。自らが求められる仕事を整理できたことで、そこから再びゴールを量産する日々が始まった

 J3のFC岐阜に川西翔太という選手がいる。高校サッカー界の名門・青森山田から大阪体育大学へと進み、ガンバ大阪やモンテディオ山形、大分トリニータなどでプレーした32歳である。

 この春のキャンプで川西を指導した佐藤は、彼のゴールパターンが異質であることに気付いた。

「ほとんどのストライカーは2タッチ以内でゴールを決めてるんですが、彼の場合、そのほとんどが3タッチ以上だったんです」

 つまり、技術は高い。相当に高い。ならば、一般的なストライカーが得意とする形、つまりはクロスに合わせたりパスに飛び出したりすることを覚えれば、もっと点を獲れるんじゃないか──佐藤は川西にそう伝えた。

 19試合が終了した段階で、川西翔太はJ3の得点ランキングのトップを走っている。

 P.S. いま、佐藤寿人が一番期待しているストライカーは、鳥栖の山下敬大だそうである。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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