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将棋界イチのアーセナルファン・広瀬章人八段に聞く「アーセナル好きのきっかけは?」「毎週試合見てますか?」
posted2020/11/16 11:01
text by
君島俊介Shunsuke Kimishima
photograph by
Shunsuke Kimishima
今日は赤いネクタイですね
――今日は赤いネクタイですね。
広瀬 秋っぽさをイメージしましたが、(アーセナルは)意識しているようなしていないような、です。
――サッカーを見るきっかけはいつごろか覚えていますか。
広瀬 少年団レベルですけど、北海道にいた小学生のころに習っていた時期がありまして、それでサッカーが好きになりました。それと、実家のケーブルテレビで海外サッカーを見られるチャンネルがあって見始めたのがきっかけです。アーセナルTVのほかにバルサTVとかMUTV(マンU)とか、そういう時代でした。
――広瀬八段は1987年生まれですから、03-04年のあの無敗優勝のときはもうアーセナルファンだったんですね。
広瀬 そのシーズンは結構見ていたと思います。2002年の日韓W杯のときが高1でしたから、無敗優勝当時は高2ですね。(アーセン・)ベンゲル監督が名古屋グランパスにいたのをあとで知ったくらいで、アーセナルはずっとベンゲル監督のチームなんだと思っていました。
アーセナルファンになったきっかけは……
――なぜ、アーセナルにピンときたのでしょうか。
広瀬 (ティエリ・)アンリが好きだったんです。
――(ユベントスから)アーセナルに移籍したのは99年でしたね。
広瀬 移籍したばかりかどうか思い出せないですが、中学生で見始めたころにはアンリがすでにいました。ボールタッチ、シュートセンスや決定力、ラストパスの精度の高さが強く印象に残っています。
――身の回りでも02年W杯ブームでサッカーを見始めて、アーセナルにハマる人が多かったですね。
広瀬 そうですか。身の回りにアーセナルファンがいなくて。ただ、最近読んだ記事では、日本はアーセナルファンが多いそうで。
――アーセナルファンが多いことの元をたどると、稲本潤一も一時在籍したこともあってベンゲルの時代になると思います。03‐04年の無敗優勝で覚えているシーンはありますか。