酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
近本光司、周東佑京、増田大輝、西川遥輝…盗塁上手かは成功と失敗の“収支”を見るべき
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News
posted2020/09/28 11:40

2年連続セ・リーグ盗塁王が見えてきた近本光司。成功率も上がってくれば、理想的なリードオフマンとなる
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跳躍するような和田、低い姿勢の増田
「走り屋」たちは代走に起用されると、早いカウントで果敢に走ることが多い。長身の和田は二塁が近づくと跳躍してその勢いで塁を陥れる。巨人の増田は低い姿勢からするするっと塁に滑り込む。走り方の個性は違うが、実に爽快。プロ野球に新たな魅力が加わったと感じる。
彼らにとっては「次の塁」の向こうには、レギュラー、そしてスター選手など明るい未来が見えているのだろう。
判官びいきではないが、数少ないチャンスをものにしてここまで這い上がってきたノンエリートの「走り屋」を応援したくなる。
読者各位も「盗塁収支」を頭に入れて観戦してはいかがだろうか?
