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新中高生とその保護者に伝えたい、
ヤバい部活の見分け方とやめ方。

posted2020/03/17 08:00

 
新中高生とその保護者に伝えたい、ヤバい部活の見分け方とやめ方。<Number Web> photograph by AFLO

部活動の選び方は、学生生活の楽しさを大きく左右する。かしこく選び、合わなければ勇気を持ってやめるのも手なのだ。

text by

中澤篤史

中澤篤史Atsushi Nakazawa

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AFLO

 部活が話題になることが、ここ数年急激に増えてきました。

 暴力やパワハラであったり、教師の過重労働であったり、直近の話では、競技大会を開催するかどうかでモメた高校野球も部活です。

 部活は、中学校や高校の生徒や保護者にとっては、まさに「自分ごと」の大問題です。とくに4月から新しく中学や高校へ入るタイミングだと、「部活どうしようかなぁ」と迷っている生徒も多いのではないでしょうか。

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 そこで、部活の研究をはじめて20年になる私が、「ヤバい部活」の見分け方、そしてもしもの時のために「部活のやめ方」をお伝えしたいと思います。

「全員加入」は本当はおかしい。

 まず一番の前提として、部活は課外活動だということを覚えておいてください。学習指導要領には、こんな風に書いてあります。

「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動」

 つまり部活は、入っても入らなくてもいいのです。

 事実上の全員加入のような形をとっている学校は少なくないのですが、生徒手帳などをちゃんと読めば「部活動に入りたくない生徒も強制加入させます」なんて書いているわけはありません。

 多くの場合、「健やかな心身の成長を総合的に図るために何らかの部活動に加入することが望ましい」みたいなフワッとした形で書いてあります。それは、部活が教育「課」程の「外」にある課外活動だからなのです。

 部活への取り組み方は各地域で違う部分もあり、たとえば岩手県では長らく全員加入が広がっていました。最近ではそれを緩めようという模索がはじまっています。みなさんも、自分が住んでいる地域ではどうなのかを調べておくといいでしょう。

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