マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
センバツ当確の隠れた逸材投手3人。
大学経由でのドラフト上位タイプ?
posted2020/01/22 11:30
![センバツ当確の隠れた逸材投手3人。大学経由でのドラフト上位タイプ?<Number Web> photograph by Kyodo News](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/c/5/1500wm/img_c5f73d3d9804b28e18773643012342df359652.jpg)
明治神宮大会で目を引いた白樺学園の片山楽生投手。早熟な才能が増える中で、じっくり伸びる確信を与える選手は貴重だ。
text by
![安倍昌彦](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph by
Kyodo News
この春のセンバツ出場校の発表が、今週金曜日、24日に迫った。
お正月が明けたばっかりだと思ったら、プロ球界が新人合同トレーニングで始動して、もうなかば過ぎ。2月1日からのスプリングキャンプを挟んで、あっという間に「センバツ」がやって来る。
毎年そんな実感の、あわただしい毎日が始まる。
ADVERTISEMENT
今年のセンバツ高校野球も面白そうだ。
誰が飛び出してくるかわからない面白さが、「センバツ」の見所だと思っている。今年は特に、その色合いが濃い。
たとえば昨年なら、星稜に奥川恭伸(現・ヤクルト)がいて、東邦に石川昂弥(現・中日)がいて横浜に及川雅貴(現・阪神)がいて……と、何人かはアテにできる選手がいたものだが、今年はそうした存在が、中京大中京・高橋宏斗なのか、明石商・中森俊介なのか判然としない。
それだけに、いったいどんな新顔が春のグラウンドに飛び出してくるのか。 未知の魅力に胸が躍る。
「プロ注目」の次の「大学注目」。
「プロ注目」と評される選手については、すでにいろいろな場所で名前が挙げられており、後追いでなぞるよりも、視点の角度をややずらしてみたい。
私が大学野球の監督だったら、こんな選手と一緒に野球をしてみたい……そんな“ときめき”を感じさせてくれる選手。
そうした視点で、センバツ選手たちに迫ってみたい。
出場校決定前の今回は、まず「当確」と思われる昨秋の各地区優勝校の中から、そんな逸材を探していこう。