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伝説のスポーツ写真に会える!
写真展「平成アスリート戦記」は必見。
posted2019/09/10 17:30
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph by
Asami Enomoto
今週末にはスポーツジャーナリストの生島淳氏とカメラマンの佐貫直哉氏とのトークイベントも開催されるというこの写真展。スポーツファンならば必見のこのイベントについて、日本雑誌協会スポーツ記者クラブ代表幹事でもある佐貫直哉氏の言葉から、ご紹介させていただきます!
4年に1度の夢の祭典、全てのアスリートが真の世界一を日指して躍動します。当然ジャーナリストも世界中から集まるので、日本に配布される取材証の数も著しく制限されます。
日本雑誌脇会では加盟各社からカメラマンを派遣してもらい、特別取材チームを編成してオリンピックを取材してきました。今回、元号が平成から令和に変わったのを期に、平成のアスリートを振り返ってみようと今回の写真展を企画しました。
平成元年はいまだフィルムカメラ全盛時代。オートフォーカスの精度もまだまだでした。バルセロナオリンピックではポジフィルムを未現像で日本に送っていました。3週間にも及ぶ取材の中で帰国するまで自分の撮った写真を1枚も見れない状況でした。酷寒のリレハンメルではカメラにカイロを巻いていないとモータードライブが止まってしようことも度々ありました。2000年、シドニーオリンピックのころはネガフィルムで撮ったものをスキャニングして電送していましたが、それはデジタルカメラの画質がいまひとつだったので、そのような手間をかけていました。
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新聞の写真は速報性が重視されますが、雑誌写真の切り口はアスリートの醸し出す美しさや、画面からハミ出してしまうほどの緊張感や躍動感、そして競技会場の空気感が伝わる写真など、何年も経ってからその写真を見た時に、みなさんに何かを感じ取ってもらいたい思いで高画質にこだわってきたのです。
機材と通信環境はこの20年間で考えられない進化を遂げました。デジタルカメラの高感度化により室内競技の画質は格段に精彩になり、オートフォーカスの精度、メモリーの高速化によって連続で何枚も写真が撮れるようになりました。通信環境も向上し地球の裏側のリオデジャネイロからでも一瞬のうちに何枚もの写真を送れるようになったのです。平成の20年間の写真を見比べて時代の変化を感じ取っていただけたら幸いです。
さて来年は束京でオリンピックが開催されます。新たなるドラマが生まれ、新しいスターが出現することでしょう。
これからも特別取材チームで新しい時代を切り取っていきます。
[日本雑誌協会スポーツ報道展]
「平成アスリート戦記 ~令和の夜明け、そして東京2020へ」
開催日時:2019年9月12日[木]-10月28日[月]
開催場所:キヤノンギャラリー S(東京・品川)
[トークイベント]
「スポーツの決定的瞬間を伝える~カメラとペンの立場から~」
<対談> 生島淳(スポーツジャーナリスト)× 佐貫直哉(文藝春秋写真部長)
<日時> 2019年9月14日(土)14~15時
<会場> キヤノンSタワー3F キヤノンホールS
<お申込み> canon.jp/gallery より
<定員> 先着300名 参加費:無料