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カタカナが溢れるサッカー界。「日本化」の第一歩は言葉から。~風間八宏が横文字を使わないのにも、理由がある~
text by
北條聡Satoshi Hojo
photograph byGetty Images
posted2017/10/25 10:00
ハリルホジッチ監督はボール支配率60%のバイエルンをパリSGが3-0で圧倒した試合を例に、持論を展開した。
それぞれの国にサッカーのアイデンティティがある。日本人の特徴をもとに、(日本サッカーも)アイデンティティを持たなければならない。
9月28日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督がメンバー発表の記者会見で持論を展開した。日本サッカーの日本化――そう言いたかったのかどうか。
だが、よく聞いてみると、強調していたのは「デュエル」だった。結局、カタカナ語ですかと。球際なんて言うよりも、こっちの方がキャッチーみたいな話かもしれないが。
思えば、日本サッカー協会がサッカー用語の統一に躍起になった時期がある。しかも、その大半がカタカナ語(英語)で。もう、アイデンティティも何もない。