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互いの成長を糧として。渡部兄弟が目指す頂。~2人で手にした日本初の銅メダル~
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byKYODO
posted2017/03/23 16:00

クロスカントリー最終盤ではフランス、オーストリアとの3位争いを兄・暁斗(左)が制した。
フィンランドのラハティで行なわれたノルディックスキー世界選手権(2月22日~3月5日)の複合団体スプリントで、渡部暁斗&渡部善斗(いずれも北野建設)の兄弟コンビが銅メダルを獲得した。2人1組で争うこの種目で、日本が表彰台に上がったのは初めてのことだ。
28歳の兄・暁斗にとっては個人ラージヒル銀メダルに続く今大会2つ目のメダルであり、3歳下の弟・善斗にとっては自身初の世界選手権メダル。表彰式ではそろって笑顔を振りまいた。
団体スプリントは非五輪種目だが、平昌五輪が1年後に控えているとあって、世界の強豪たちはハイレベルな争いを見せていた。そんな中、日本は前半のジャンプで3位につけると、後半の距離(1.5km×10周)ではトップから18秒遅れの3番手からのスタートとなった。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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