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平昌五輪出場決定第1号、スマイルジャパンの未来。~日本の女子アイスホッケーはメダル圏内にいる~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byKYODO
posted2017/03/08 09:00
五輪切符がかかった3戦目のドイツ戦では第3Pにエース久保が値千金のゴールを決めた。
女子アイスホッケー日本代表“スマイルジャパン”が、2月9~12日に北海道苫小牧市で行なわれた平昌五輪最終予選を勝ち抜き、ソチ五輪に続いて2大会連続3度目の五輪出場を決めた。
日本はオーストリアに6-1と大勝して好発進すると、続くフランス戦も4-1と完勝。最終日のドイツ戦でも3-1の勝利を収めて3戦全勝とし、全競技を通じて日本勢の出場権獲得第1号となった。20歳だった'12年末から主将を務める大澤ちほ(道路建設)は「ここがゴールではない。五輪で勝つために走り続けたい」と力を込めた。
ソチ五輪では出場した8チーム中8位に終わった。しかし「女子アイスホッケーの火を消してはいけない」と奮起。悔しさをバネに研鑽を積み、今回の最終予選を迎えた。'13年2月にスロバキアで開催されたソチ五輪最終予選出場時は、参加4カ国中2番目に低い世界ランキング11位だったが、今回は出場4カ国中最高位の7位。地元開催ということもあり、五輪切符を逃すわけにはいかなかった。