プロ野球列島改造論BACK NUMBER
東洋大の逸材投手3人が悩ましい……。
阪神ドラ1の珍名にまつわるジンクス。
text by
ダンカンDankan
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/06/21 10:30
その名前のインパクトで阪神ファンから永遠に記憶される源五郎丸洋。ラグビーの五郎丸人気で、近年も注目された。
珍しい名前が阪神で死屍累々……。
1965年の第1回ドラフトの石床幹雄からスタートして、'72年・五月女豊、'76年・益山性旭、'81年・源五郎丸洋、'90年・湯舟敏郎、'93年・藪恵一、'00年・藤田太陽、'05年(高校生ドラフト1位)・鶴直人、'08年・蕭一傑、'09年・二神一人……と、いかにこれまで珍しい名前が多かったことか。
しかし、この中でしっかりとプロ野球の仕事をしてくれたのは通算60勝3セーブの湯舟と、84勝の藪くらいなものである。
五月女なんてニヒルな剣豪のように一刀両断で相手打者を斬りそうな名前なのに阪神では3年間でわずか一勝。結局、他チームにトレードされてしまった。
源五郎丸は一軍登板なし。
鶴も結局「鶴の恩返し」とはいかなかったなあ。
ちなみに益山性旭が珍名として知られたのはドラフトで名を読み上げるパンチョ伊東さんが「性はセックスの性」と言ってしまったところからです……なんとも(笑)。
てな訳で、上茶谷はそもそも「かみちゃや」なのか「かみちゃたに」なのか。あるいは「うえちゃたに」なのか……ということで、名前だけを考えるとやはり阪神ではムリなのような気がする。歴史的に、だ。
甲斐野央も珍しい名前である上に、「央」て何て読むの? 「ひろし」えーっそんなの漢字に弱い俺たちが読めるかいな!
そうだ……読みやすい名前というのなら大商大の捕手・太田光はどうか? いや、これはまた別のところで騒がれそうだなぁ。