プロ野球列島改造論BACK NUMBER
東洋大の逸材投手3人が悩ましい……。
阪神ドラ1の珍名にまつわるジンクス。
posted2018/06/21 10:30
text by
ダンカンDankan
photograph by
NIKKAN SPORTS
本格的な夏もまだなのに、早くもプロ野球ファンの間ではオフのドラフトの話題がはじまっている。中でも注目されているのが、東洋大学のドラフト候補トリオ、上茶谷大河・甲斐野央・梅津晃大の3投手である。
さて、俺の愛すべき阪神タイガースはこの3人のうち誰を指名するのか?
上茶谷いいねぇ! 181センチ85キロと体格にも恵まれているし、何より大河(たいが)というのがタイガースにドンピシャリ! 京都生まれで東洋大となればかつての代打の神様・ヒーやん(桧山進次郎)と同じではないか。春のリーグ戦の対駒大で20奪三振というリーグ奪三振記録を引っ下げ上茶谷にタテジマを着て頂きますか!?
……いやしかし、上茶谷は無しにしよう。
なぜ俺は梅津を推すのか?
次に甲斐野央。
こちらも185センチの身体から最速159キロの速球を武器に春のリーグ戦では防御率1.80とチームのリーグ三連覇に貢献。阪神に入って165キロも夢じゃない! よっしゃ甲斐野、この投手こそ阪神に……いえいえ獲りません。
ということで、梅津である。
全日本大学野球選手権で6月13日九産大にまさかのコールド負けとなるサヨナラホームランを浴びたけど187センチの長身からの150キロ越えに虎の将来を託すか!?
えっ、なぜ上茶谷や甲斐野を獲りにいかず梅津を?
もしかして、すでに他の選手に他球団との密約があるというネタを握っているのか?
いいえ……全ては阪神タイガースの“ドラフト1位・呪われた珍名”の歴史があるからなのだ。