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<スペシャリストに聞く「食」> レース前、カーボローディングは必要か? ~金哲彦×鏑木毅×関根豊子~
text by
前田成彦(Office221)Naruhiko Maeda
photograph byMiki Fukano
posted2013/10/18 06:00
左から鏑木毅さん、金哲彦さん、関根豊子さん。
多くのランナーが実践するカーボローディング。
その有効性やランと栄養の関係について議論するために、
ランニングコーチ、トレイルランナー、そして管理栄養士が集まった。
好評発売中の雑誌Number Do『この秋、知っておきたいランのABC』、
ランニング初心者から経験者まで読めばきっと走りたくなる特集より、
3人の専門家が教える食事法について、特別に公開します!
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走り始めたランナーが最初に学ぶ“食”に関する知識、おそらくそれは「カーボローディング」ではないだろうか?
カーボローディングは、レース数日前から、おにぎりやパスタなど炭水化物を普段より多く食べ、体内に糖質を貯め込むというもの。これを多くのランナーが実践してきたが、最近「私はやってません」という声がチラホラ聞こえるようになってきた。どういうこと?
疑問に答えるべく、3人のエキスパートに集まってもらった。おなじみのランニングコーチ・金哲彦さん、多くのアスリートの食をサポートする管理栄養士・関根豊子さん、そしてプロトレイルランナーの鏑木毅さんだ。
金 最近、市民ランナーのなかでカーボローディングや食に関心を持つ人が増えているな、という実感があります。
鏑木 僕らから見ても、マニアックなぐらいの知識を持っている人もいますよね。
金 関根さん、走ることに必要なエネルギーに関して基本的なことを教えてもらえますか?
関根 はい。走るときのエネルギー源は、大きくわけて糖質と脂質にわかれます。