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クロワデュノールは三冠馬になれるのか? 2025年“平地GI全24レース”を大胆予想「今年こそ的中ゼロかも…」「フェブラリーSはキング姐さんに期待」
posted2025/02/22 17:20

無傷の3連勝で昨年末のホープフルステークスを制したクロワデュノール。現3歳世代では頭ひとつ抜け出した存在となっている
text by

島田明宏Akihiro Shimada
photograph by
Sankei Shimbun
その年のJRA平地GI全24レースの勝ち馬をフェブラリーステークスの前に予想するというこの企画。デビューできるかどうかもわからない馬も多い2歳馬のレースを予想するなどハナから無茶なのだが、気がつけば今年で5回目となる。
昨年は的中2レース…超難易度の全GI予想
過去4年を振り返ると、2021年は24レース中5レース、2022年は2レース、2023年は7レースも的中したのだが、昨年は皐月賞のジャスティンミラノとNHKマイルカップのジャンタルマンタルしか当たらなかった。
さすがに厳しいと思っていたら、担当編集者から連絡が来た。「全24レースじゃなく、八大競走だけに絞りましょう」とでも言ってくれるのかと思ったら、「せっかくだから、JRA賞の先取り予想も加えてはどうですか。各部門までは無理なら、年度代表馬だけでも」と実に楽しそうに言う。鬼である。
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ということで、今年もAからCまでの自信度をつけて、やってみたい。
「キング姐さん」のGI初制覇なるか
フェブラリーステークス(2月23日、東京ダート1600m)
コスタノヴァ(牡5歳、父ロードカナロア、美浦・木村哲也厩舎)
勝てば「キング姐さん」ことレイチェル・キングのJRA・GI初制覇。(B)
高松宮記念(3月30日、中京芝1200m)
ナムラクレア(牝6歳、父ミッキーアイル、栗東・長谷川浩大厩舎)
2年連続2着の悔しさをここで晴らす。衰えはない。(B)
大阪杯(4月6日、阪神芝2000m)
ソールオリエンス(牡5歳、父キタサンブラック、美浦・手塚貴久厩舎)
皐月賞を勝っているが、実は今なお完成途上。今年も追いかけたい。(C)
桜花賞(4月13日、阪神芝1600m)
アルマヴェローチェ(牝3歳、父ハービンジャー、栗東・上村洋行厩舎)
阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち方が圧巻。同じマイルのここも。(A)
皐月賞(4月20日、中山芝2000m)
クロワデュノール(牡3歳、父キタサンブラック、栗東・斉藤崇史厩舎)
3連勝でホープフルステークスを制した走りは三冠馬誕生を予感させた。(A)
天皇賞・春(5月4日、京都芝3200m)
アーバンシック(牡4歳、父スワーヴリチャード、美浦・武井亮厩舎)
昨年の菊花賞は強かった。有馬記念は人気に応えられなかったが、京都なら。(B)