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クロワデュノールは三冠馬になれるのか? 2025年“平地GI全24レース”を大胆予想「今年こそ的中ゼロかも…」「フェブラリーSはキング姐さんに期待」
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島田明宏Akihiro Shimada
photograph bySankei Shimbun
posted2025/02/22 17:20
無傷の3連勝で昨年末のホープフルステークスを制したクロワデュノール。現3歳世代では頭ひとつ抜け出した存在となっている
マイルチャンピオンシップ(11月23日、京都芝1600m)
リラエンブレム(牡3歳、父キズナ、栗東・武幸四郎厩舎)
マイルで2戦2勝。大物マイラーに育つポテンシャルの持ち主。(B)
ジャパンカップ(11月30日、東京芝2400m)
シンエンペラー(牡4歳、父シユーニ、栗東・矢作芳人厩舎)
昨年の2着は惜しかった。凱旋門賞馬ソットサスの全弟。(A)
チャンピオンズカップ(12月7日、中京ダート1800m)
サンライズジパング(牡4歳、父キズナ、栗東・音無秀孝厩舎)
6着だった昨年より地力強化。勝てば、3月で引退する音無調教師も喜ぶはず。(B)
最難関の2歳GIには「5億円ホース」を指名
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阪神ジュベナイルフィリーズ(12月14日、阪神芝1600m)
ヤンキーローズの2023(牝2歳、父コントレイル、栗東・中内田充正厩舎)
半姉にリバティアイランドを持つコントレイルの初年度産駒。姉と同じ中内田厩舎に入厩予定。(C)
朝日杯フューチュリティステークス(12月21日、阪神芝1600m)
モンテール(牡2歳、父オルフェーヴル、美浦・栗田徹厩舎)
「未完の大器」ティルナノーグの半弟。この母系からそろそろ大物が出そう。(C)
ホープフルステークス(12月27日、中山芝2000m)
サガルマータ(牡2歳、父コントレイル、栗東・福永祐一厩舎)
前田幸治氏が福永祐一調教師の開業祝いとして5億2000万円で落札。父仔制覇なるか。(B)
有馬記念(12月28日、中山芝2500m)
ダノンデサイル(牡4歳、父エピファネイア、栗東・安田翔伍厩舎)
アメリカJCCでさすがダービー馬と思わせた。昨年3着の雪辱を。(B)
「今年こそボウズになりそう…」
この予想になると、自動的に年度代表馬は三冠馬(となるであろう)クロワデュノールということになる。
もう少しいろいろなところにリバティアイランドを登場させたかったのだが、ヴィクトリアマイルだけになってしまった。
ここ数年は、サウジやドバイに行く馬が多くなり、余計に国内でのローテーションが読みづらくなってしまった。
と、外れまくった場合に備えての予防線はこのくらいにしておこう。
もう一度見直したのだが、今年こそ、本企画史上初のボウズ(的中ゼロ)になりそうな気がして、怖くなってきた。
今週のフェブラリーステークスからいきなり躓きそうな予感がするのだが、ともかく、今年もトップホースたちの熱い戦いを楽しみたい。



