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大谷翔平が消えた“エンゼルスの今”…元同僚のビックリ発言「チームのみんな言っている」球場で見た「残る日本企業の広告」「大谷のユニフォーム」―2024年上半期読まれた記事

posted2024/09/16 17:00

 
大谷翔平が消えた“エンゼルスの今”…元同僚のビックリ発言「チームのみんな言っている」球場で見た「残る日本企業の広告」「大谷のユニフォーム」―2024年上半期読まれた記事<Number Web> photograph by Getty Images

大谷翔平が去ったエンゼルスの今…写真は元同僚のマイク・トラウト

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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Getty Images

2024年の期間内(対象:2024年5月~2024年8月)まで、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。MLB部門の第1位は、こちら!(初公開日 2024年7月31日/肩書などはすべて当時)。

 エンゼルスの周辺が、大谷翔平の話題で久々に騒がしくなったのはテキサス州アーリントンでオールスターが行われたときだった。

元同僚のぶっちゃけ発言「みんなが言っている」

 チームから唯一オールスターに選出されたタイラー・アンダーソン投手から大谷に関するぶっちゃけ発言が飛び出したためだ。

「エンゼルスが契約条件を呑んでいれば、オオタニはチームに残っただろうとみんなが言っている」

 大谷が昨オフ、FAとなり複数球団による争奪戦が起きたとき、大谷側から移籍先最終候補の各球団に提案が出されたといわれている。総額7億ドルの契約金の97%を後払いにしてほしいというものだ。最終候補のドジャース、ジャイアンツ、ブルージェイズ、そしてエンゼルスにそれが提案されたが、3球団がその条件を呑んだ一方でエンゼルスだけは拒否したといわれている。

 ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者によると、アンダーソンはこう言ったという。

「オオタニはアナハイムで素晴らしい成績を残した。これは僕の考えだけれど、彼がもし野球殿堂入りできるだけのキャリアを積みたいのであれば、1つの球団でプレーし続けるというのは大事な要素になる。あれだけの成績を残せたチームだし、彼にとって居心地が良かったのは間違いない。それに彼は義理堅く、ルーティーンを何よりも大事にしている」

 条件を拒否したのはオーナー、アート・モレノの判断だったが、その判断次第で大谷は残っただろうという口惜しさが、今もエンゼルス内部にくすぶり続けていることが、アンダーソンの発言で明らかになった。

 そんなアナハイムの今はどうなっているのか、エンゼルスタジアムを訪ねてみた。

今も残る日本企業の広告…

 大谷がいた頃から変わっていない部分はまだいくつもあった。例えばスタジアムの掲示板のいくつかには、まだ日本企業の広告が残っている。

【次ページ】 「明るくてノリいい」エンゼルスの風景

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