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大谷翔平の衝撃成績“6月通算48本塁打”「オオタニは宇宙人か」全米が騒然Mr.ジューン史…ベッツ骨折、山本由伸離脱ドジャースを救えるか
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAP/AFLO
posted2024/06/17 17:00
ロイヤルズ戦で2打席連続本塁打を放った大谷翔平。「ミスタージューン」にいよいよエンジンがかかったか
第2打席に相手左腕のスライダーをうまくバットに乗せてライトスタンドに19号本塁打を放つと、続く第3打席には長打を警戒した内野手のシフトを見透かしたかのようにバントヒットを決める。さらには盗塁まで成功させるなど、パワーとスピードで相手投手と守備陣をきりきり舞いにしたのだ。
その活躍ぶりは中継するテレビ局「バリースポーツ・ウエスト」の解説者もこう冗談めかすしかなかった。
「ヤツは宇宙人だな」
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投げてはエース格、打っては主砲……二刀流でのプレーは大きな負担になることは当時から指摘されていた。とはいえ戦力不足だったエンゼルスでは(当時“大谷ルール”がないこともあり)DH解除して投手・大谷が打席に入るケースもあった。「頑張ってもらおう」のマドン監督の言葉は、6月に強い大谷に頼らざるを得ない、というジレンマも感じさせるものだった。
「勝ったらいいな、もうそれだけ」の背景
<名言4>
今日はもう勝ったらいいなっていう、もうそれだけですね。
(大谷翔平/NumberWeb 2023年7月1日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/857964
◇解説◇
6月に大爆発する大谷。しかし昨季まで所属したエンゼルスは大谷の大活躍に比例して白星を積み重ねたとは言い難い。2022年は5月から続いた連敗が「14」まで伸びるなど6月の成績は10勝18敗と大きく負け越し、大谷が月間15本塁打を放った2023年も、14勝13敗に終わっている。
勝ち切れないエンゼルスの象徴的な一戦として挙げられるのは、2022年6月21日のロイヤルズ戦。大谷は9回の劇的な同点3ランなど2本塁打を含むメジャー自己最多8打点を挙げながらもリリーフ陣が崩れて、エンゼルスは勝ち星につなげられなかったほどだ(翌日の試合で大谷は投手として自己最多13奪三振をマークして6勝目を挙げているのも凄まじいが)。
先に紹介した言葉は、2023年のものである。その言葉を残した背景とは何なのか。