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「事務所に怒られるかな…でも本当のこと」“セクシー女優”レスラーの告白…「病んでいた」休養期間、ちゃんよたを救った“兄との電話”

posted2023/09/21 11:03

 
「事務所に怒られるかな…でも本当のこと」“セクシー女優”レスラーの告白…「病んでいた」休養期間、ちゃんよたを救った“兄との電話”<Number Web> photograph by Norihiro Hashimoto

元警察官でありセクシー女優でありプロレスラー。異色の肩書を持つちゃんよた

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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Norihiro Hashimoto

 ちゃんよたがプロレスラーとしてデビューしてから、9月14日で2年が経った。所属する団体PPPTOKYOの新宿FACE大会(21日)では、デビュー2周年記念試合が組まれている。決して長いキャリアではない。しかしその道のりは平坦なものではなかった。

 “筋トレYouTuber”として注目されたちゃんよたは、アダルト作品に出演するセクシー女優としても活動を始めてさらに話題に。YouTube、AV撮影の上にプロレスラーとしての練習と試合にも取り組んできた。それぞれの仕事に伴うプロモーションやイベント出演もある。

“休養期間”の本音「自分の存在意義ってなんだろうと…」

 その多忙さは容易に想像できた。だから5月から休養期間に入ると聞いた時は当然だろうと思ったものだ。何に対しても一生懸命、真面目に打ち込む性格なのはプロレスの取材だけしていても伝わってきた。まとまった休み、いわゆる“リフレッシュ休暇”が必要な時期だった。本人も休養が発表された際に「前向きな休養です」と語っている。

「でも正直に言うと……ちょっと病んでました」

 忙しさが原因の一つだったのは間違いない。最近は拍車がかかってもいた。メーカー専属の女優としてデビューしたちゃんよただが、現在はさまざまなメーカーの作品に出演する“企画単体(キカタン)女優”というカテゴリーだ。

「専属だと、半年なり1年なり契約期間の仕事が保証される形です。でもキカタンは1本ずつのオファー。いつ仕事が途切れるか分からない。そういう不安もあるから、来た仕事は全部受けてました。専属時代より忙しくなって、そうするとトレーニングをする時間が減ってしまう。週に2、3回しかできなくなってました。トレーニングは私の根本、アイデンティティ。それが満足にできなくなると“自分は価値がないんじゃないか。自分の存在意義ってなんだろう”と思ってしまって」

「アダルト業界の人間がプロレスをやるのか」という偏見

 プロレスラーとしてはスターダムにも出場、より広く知られるようになった。それは、より広い範囲で偏見にさらされるということでもある。

「アダルト業界の人間がプロレスをやるのか」

 そんな声も届いてくる。「AVとか他の仕事をやめてプロレスに集中してほしい。そしたらもっと活躍できるのに」と言われたこともある。応援してくれているのは分かるのだが、どうしてもギャップを感じた。

【次ページ】 容姿への“アンチコメント”との闘いも

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