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「事務所に怒られるかな…でも本当のこと」“セクシー女優”レスラーの告白…「病んでいた」休養期間、ちゃんよたを救った“兄との電話” 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byNorihiro Hashimoto

posted2023/09/21 11:03

「事務所に怒られるかな…でも本当のこと」“セクシー女優”レスラーの告白…「病んでいた」休養期間、ちゃんよたを救った“兄との電話”<Number Web> photograph by Norihiro Hashimoto

元警察官でありセクシー女優でありプロレスラー。異色の肩書を持つちゃんよた

「言葉では“そうですね、頑張ります”と返すんですけど……。私がプロレスを始めたのは“人として強くなりたい”からなんです。あのベルトがほしいとか、この選手に勝ちたいとか、具体的な目標があるわけではなくて。だからプロレスファンの人たちから期待される“活躍”と私の気持ちにズレがあるなって」

 ちゃんよたにとっては“強くなる”こと自体が人生のテーマのようなものだ。「もともと弱いから、筋肉で武装したいと思ったのかもしれないです」と言う。AV=性とプロレス=闘いは、どちらも人間のエネルギーやバイタリティといった部分を感じさせる表現だ。

容姿への“アンチコメント”との闘いも

 世に出る前のちゃんよたは、警察官をしていたこともある。ストーカー被害に対応してもらったことから職業として意識するようになった。厳しく鍛えられて強くなることにも憧れのような思いがあったという。

 元警察官で筋トレYouTuber、セクシー女優でプロレスラー。チャレンジ精神旺盛なちゃんよたには“前向き”、“しっかりしている”といったイメージがある。

「でもそれは、自分の中の一面でしかないんです。もともと陰キャで人見知りなので」

 真面目さは長所。しかし真面目であるがゆえの繊細さで自分を傷つけることもあった。何に対してもまっすぐ正面から向き合ってしまうのだ。たとえそれが、ネット上のアンチコメントでも。

「やっぱり直接的に容姿のことを言われたりするので」

 アンチの存在について言及すると「人前に出る仕事をしてるんだから批判されても当たり前」と言われる。それはそうなのだが、その覚悟は本人が持てばいいものだ。外野が求めるものではない。

「筋肉に関しても、デカくなると“絞れてない”と言われて、絞ると“バルクが足りない”みたいな(笑)」

 そしてちゃんよたは、プロレスラーとしてもセクシー女優としても無遠慮な視線を覚悟しなければならない。極端な話、「アジャコングに勝てるの?」と言われると同時に「三上悠亜のほうが可愛いな」とも言われる立ち位置なのだ。そんな活動をしているのはちゃんよたしかいない。

【次ページ】 「事務所に怒られるかな…でも本当のことなので」

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