スポーツ名言セレクションBACK NUMBER
大谷翔平の衝撃ホームランは特大弾だけじゃない…「ウソだろ?」「悔しい」“完封直後に2打席連発、片ひざ片手弾”に相手も周囲もボウ然
posted2024/06/26 17:05
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
JIJI PRESS
会心の表情でなくても先頭打者本塁打
<名言1>
やっぱり一発で点がはいるというのは魅力的だと思いますから。
(大谷翔平/NumberWeb 2018年4月7日配信)
◇解説◇
大谷翔平が現地25日(日本時間26日)のホワイトソックス戦で先頭打者本塁打となる24号ソロ本塁打を放った。
高めのカーブに合わせたスイングは右手1本のフォロースルーとなり、打った直後の本人も会心の表情というわけではなかったが――ライトを守るトミー・ファムのグラブをかすめ、フェンスの向こうのブルペンに吸い込まれてしまうのだから、凄まじいパワーである。
ドジャーブルーに身を包んだ今年も、アメリカの各球場で凄まじい弾道のアーチを描き続けている大谷が、全米にファーストインパクトを与えたのはメジャー1年目の早々のことだった。デビュー直後の5試合の記録を振り返ってみよう。
<大谷翔平:2018年エンゼルスデビュー直後5試合の成績>
3月29日:5打数1安打
4月1日:6回3安打3失点(投手/メジャー初勝利)
4月3日:4打数3安打1本塁打3打点
4月4日:5打数2安打1本塁打2打点
4月6日:4打数1安打1本塁打2打点
オープン戦での防御率27.00、打撃成績は打率.125、本塁打なしという結果で順応まで時間がかかるかとみられたが、その不安を払拭するどころか、いきなり投打二刀流がメジャーの舞台でも通用することを証明したのだ。
加えて日本人メジャーリーガーの3試合連続ホームランは、2004年、07年の松井秀喜(当時ヤンキース)以来となる2人目の快挙なのだから、デビューからいきなり鮮烈な印象を放っていたことがよくわかる。
3戦連発、136.9m弾に「ウソだろ…」
3戦連発となった4月6日のオークランド・アスレチックス戦、相手ピッチャーは「投手・大谷」としてのデビュー戦として投げ合った相手のダニエル・ゴセットだった。