将棋PRESSBACK NUMBER
藤井聡太二冠は運転士になりたかったほど鉄道愛が深い… 高1の時に「青春18きっぷ」日帰り旅行、京急の「ドレミファインバータ」も好き
text by
田丸昇Noboru Tamaru
photograph by日本将棋連盟/JIJI PRESS
posted2021/08/15 06:01
タイトル戦続きの藤井聡太二冠だが、京急2100系の「ドレミファインバータ」に言及するなど、鉄道好きとしても知られている
近代柔道の礎を築いた三船久蔵と大山名人の縁
升田-大山戦は1勝1敗となり、第3局は終盤で升田が勝ち筋だった。しかし、升田は軽率な一手を指して逆転負けを喫した。終局後に「錯覚いけない。よく見るよろし……」と、自嘲気味につぶやいたのは有名なエピソードである。
写真は、金剛峯寺の正面と金剛峯寺の中の建物。
なお、第3局は近くの普門院で対局された。
ADVERTISEMENT
写真は、久慈駅(岩手県)を起点とする、三陸鉄道北リアス線の車両。東日本大震災が起きてから3年後の2014年で、沿線の周辺は大震災の爪痕がまだ残っていた。
写真は、久慈市の「三船十段記念館」での展示物。
久慈市の出身で近代柔道の礎を築いた三船久蔵は、「柔道は《動》の世界であるが、人間は動だけでは調和が取れない。《静》の境地に入って考える習慣をつけなければいけない」と、文武両道の精神を説いた。そして、平常心の鍛錬と集中力の養成のために、将棋を愛好したという。
なお写真の左下にあるのは、1953年に日本将棋連盟が三船に贈った三段の免状。記念品として盛り上げ駒も贈られ、大山名人が駒箱の裏側に「贈 三船先生 神技」と揮毫した。
写真は、三船が愛用した将棋盤と駒。駒は三船が自身で彫ったという象牙製。「香車」の駒はなぜか「京車」となっている。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。