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「引退しても1億円稼ぐ」宣言、里崎智也の“バズるYouTube企画” パワプロとアンチが重要なワケ
posted2020/11/16 17:04
![「引退しても1億円稼ぐ」宣言、里崎智也の“バズるYouTube企画” パワプロとアンチが重要なワケ<Number Web> photograph by Sports Graphic Number](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/1500wm/img_ad0b0d1787cc616c78ad4756b6510ce9247640.jpg)
「Satozaki Channel」での1コマ。動画を見ていると演者・企画の両面で里崎智也の発想力は際立っている
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![茂野聡士](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/a/90/img_6ace7507de8c83ff56765f7a7f4634197570.jpg)
茂野聡士Satoshi Shigeno
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Sports Graphic Number
「表現者はYouTubeをやるべきだと思います!」
“ユーチューバー”となった元ロッテの里崎智也さんに、こう力強く言われると……「そ、そうですよね」と返すほかなかった。
2020年、これほどまでにYouTube全盛の世になるとは思ってもみなかった。コロナ禍でどんよりとテレワークをしたり、オンライン授業を受けているフリをしながら、ブラウザでYouTubeを立ち上げている人も多かったはずである。筆者もその1人なのだからしょうがない。
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何より変わったのは、有名人の参入ペースだ。これまではYouTube発で名前が売れたヒカキンのようなタイプが主だった。しかしここ数年でお笑い、伝統芸能、将棋、アイドルに料理……挙げていったらそれだけで文字数が埋まってしまうほど、各分野での有名人のYouTube進出が目立っている。
スポーツ界もしかり、である。野球やサッカーを筆頭に、数々の面白いチャンネルが生まれている。
それはつまり、競争がし烈になったということでもある。
もし「スポーツ界YouTube番付」なるものを作るとすれば――横綱クラスなのはダルビッシュ有だろう。惜しくもナ・リーグのサイ・ヤング賞投票では2位にとどまったが、YouTubeは何か賞を作って称えるべき、と思うほどである。自らのキャリアを隠すことなく明かす1人語りもそうだし、テレビ中継では絶対見られない間近な位置で、ダルビッシュの投球フォームを見られるのだから、じっくりと見てしまう。
エンターテイナー里崎もYouTuberに
Number1014号でダルビッシュのYouTubeについて詳しく解説をしてもらったのは、野球解説者として活躍する里崎さんだ。
現役時代にヒーローとなった試合後のステージで熱唱するなど、里崎さんはエンターテイナーの資質を持っていた。そんな彼が運営している「Satozaki Channel」も、見逃せないコンテンツが多い。
例えば「【〇〇みたいな選手が欲しい!!】2019ドラフト通信簿+今年のドラフトでこの選手必要じゃない!? 千葉ロッテ編」である。