中村俊輔の名言
ベスト4なんて無理だと言う人はいるけど、それに向かっていく過程こそが大事なんだと思う。
中村俊輔(サッカー)
2010年南アフリカW杯。いつもピッチの中心にいた「背番号10」の定位置はピッチの外、ベンチだった。大会前に負傷した左足の怪我の影響は、岡田武史監督の大胆な戦術変更につながる。居場所がなくなり、大きな動揺があったことは想像に難くない。だがレギュラーの座を外されても、中村はフォア・ザ・チームの姿勢を貫いた。試合中はピッチサイドから「ナイス、ナイス」と声をかけ、合宿所では川口能活らと選手同士でのミーティングを提案した。そうして一体感が生まれたチームはベスト4という目標こそ届かなかったが、下馬評を覆して決勝トーナメントに駒を進めた。「(目標を)1勝にしてしまうと、1勝のことしか考えなくなるでしょ?」。チームへの忠誠を誓ったファンタジスタの働きぶりは、チームにとって何よりの後押しとなった。
Number2010/6/29臨時増刊号(2010/06/22)
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