新谷仁美の名言
これまでトラックでは一度もリラックスして走れたことがなかったんです。
新谷仁美(陸上)
2013年モスクワ世界陸上の1万mで5位に入賞するなど、これまで日本の長距離界をリードしてきた新谷。'14年に一度競技を引退したが、'18年に現役復帰し、すでに東京五輪の参加基準記録(5000m)を突破している。だが、昨秋のドーハ世界陸上では世界のトップとの差を見せつけられた。その変化に対応するために取り入れたのがハーフマラソンだ。逆転の発想にも思えるが、「ハーフでは肩の力も抜け、初めて楽に走れた」。'20年1月、アメリカ・ヒューストンでハーフマラソン日本記録を14年ぶりに更新した新谷は、2月にも5000mで自己ベストを更新。「長距離はメンタルが大事ですから、これは私にとってすごく大きい。1万mにもつながるはず」とメダル獲得へ手応えを掴んだ。現在、指導を受ける800m元日本記録保持者で同級生の横田真人氏もこのトライを後押ししたという。信頼できるコーチとの関係も新谷を加速させている。
Number1004号(2020/06/04)
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