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<三冠王に最も近い男>
筒香嘉智「悩んで見つけた答え」 

text by

石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

PROFILE

photograph bySatomi Tomita

posted2015/07/13 06:00

<三冠王に最も近い男>筒香嘉智「悩んで見つけた答え」<Number Web> photograph by Satomi Tomita
連勝と連敗を繰り返し、波乱のシーズンを送るDeNA。その中心に座るのは、12球団最年少の4番・キャプテン。チームが荒波に揉まれようとも、この男はもう迷わない。

「やはり交流戦前に怪我をしたことがすべて。チームに迷惑をかけてしまった」

 今シーズンから横浜DeNAベイスターズの4番・キャプテンになった筒香嘉智は、自戒を込め苦しかった時期を振り返った。


 今シーズンのDeNAは4月に7連敗があったものの、横浜スタジアムで11連勝を飾るなど、2898日ぶりにリーグ単独首位になり、一躍リーグの台風の目になった。しかし交流戦に突入すると大型連敗を喫し、一気に上昇機運はしぼんでしまった。

 そんなDeNAの浮沈とシンクロしていたのが、筒香のコンディションである。

 開幕してから一時は三冠王となり、5月の月間MVPを獲得する大活躍。ここぞという場面に一発で仕留める姿は、躍進するDeNAを象徴する存在だった。

 しかし好事魔多し。交流戦直前の5月24日の阪神戦、筒香は一塁への走塁の際、右太もも裏を痛めベンチへ下がった。診断の結果は「軽度の筋損傷」。登録抹消も考えられたが、しばらくは代打とDHで起用され、守備に復帰したのは6月7日の西武戦。怪我をして以来、筒香はそれまでの調子を取り戻せず、結局、交流戦では3割1分7厘と打率は残したものの、打点1、ホームラン0本と4番の務めを果たせず、同時にチームは低迷した。DeNAの交流戦最下位という成績は、投手陣の不振もあるが、打つべき人間が打てなかったという点も大きな要因として挙げられる。

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