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外国人枠撤廃へ議論が活発化。国内の人材育成はどうする?~Jリーグのルール変更にはAFCのルールも影響~
text by
北條聡Satoshi Hojo
photograph byAsami Enomoto
posted2018/09/06 06:00
今夏の大型補強で、多国籍軍団へと変貌した神戸。第22節のサンフレッチェ広島戦では5人の外国人が先発した。
Jリーグがグローバル化に向けて動きだした。外国人選手枠の規制緩和、撤廃である。各チームの代表者が集まる実行委員会にて、本格的な議論が始まった。
現在、Jリーグの試合に登録できる外国人選手は4人。内訳は「外国人枠3人+AFC(アジアサッカー連盟)枠1人」だ。
ただし、Jリーグ提携国の選手についてはこの枠にカウントされない。該当するのはタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールの計8カ国になる。
例えば、6人のタイ人選手と5人のベトナム人選手でスタメンを固めてもいい。外国人枠の実質的な規制緩和はすでに始まっているわけだ。これに乗じて補強を進めてきたのがヴィッセル神戸である。