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「飛ぶボール」に変わった!? 本塁打数が激増した要因は。~ステロイド全盛期すら超えた長距離打者への再評価~ 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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photograph byYukihito Taguchi

posted2017/11/17 16:00

「飛ぶボール」に変わった!? 本塁打数が激増した要因は。~ステロイド全盛期すら超えた長距離打者への再評価~<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi

ジャッジは本拠地で33本塁打をマーク。1921年にベーブ・ルースが放った32本を抜いて、球団新記録を打ち立てた。

 メジャーリーグに、再び本塁打依存時代が到来した。2017年の公式戦の総本塁打数が、過去最多の6105本を記録した。「ステロイド全盛期」と言われた'00年の5693本を412本も更新した量産ペースの要因について、米球界内では様々な見解が駆け巡っている。ナ・リーグでジアンカルロ・スタントン(マーリンズ)が59本塁打、ア・リーグでもアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が52本塁打と2人の50発選手が誕生したことが注目を集めた一方で、長距離打者の大幅増加が顕著になった。

 '04年以降、機構がドーピング検査を強化したことで球界の浄化は着実に進んだ。と同時に、総本塁打数も減少した。'14年には4186本と'00年の約74%までダウン。同年の個人記録としては、ネルソン・クルーズ(当時オリオールズ)の40本が最多で、30本以上は11人、20本以上が57人と「投高打低」が定着した。ところが、今季は形勢が逆転した。40本以上が5人となっただけでなく、30本以上は41人、20本以上が117人と、飛躍的に増加した。球団別でも、241本のヤンキースをはじめ、17球団が200本以上を記録。'00年の11球団を大幅に上回る結果となった。

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日本シリーズ激闘の果て。

Sports Graphic Number 939

日本シリーズ激闘の果て。

 

ジアンカルロ・スタントン
アーロン・ジャッジ
ロブ・マンフレッド

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