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年間最多勝ち点からの転落。ミシャレッズ崩壊の要因とは。~そもそもビッグクラブ向きの監督ではなかった?~
text by
北條聡Satoshi Hojo
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2017/08/14 08:00
札幌戦の翌日、ペトロヴィッチ監督と杉浦大輔通訳兼コーチを解任した浦和。後任には堀孝史コーチが昇格した。
浦和レッズが、ミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ監督を解任した。
7月29日の19節、下位の札幌を相手に0-2と敗れ、今季9敗目。この日も事態を好転させる兆しが見えないままだった。45得点はJ1最多。反面、失点36はワースト2位タイだ。直近5試合に限れば4失点が2回もある。順位が8位に落ち込むのも無理はなかった。
そもそも窮地を脱する手立ては、そう多くはない。やり方を変えるか、人を代えるか。ミシャはどちらもできずに終わった。何度も同じミスを繰り返して失点を重ねる守備陣が「既得権益層」と化していた感もある。