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レッズの栄光は「1-0」が似合う。
天皇杯制覇に凝縮された浦和イズム。
text by

杉園昌之Masayuki Sugizono
photograph byGetty Images
posted2018/12/10 18:00

ルヴァン杯、ACL、天皇杯。3シーズン連続でタイトル獲得となった浦和から、勝負強さをひしひしと感じる。
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宇賀神の想定通りのボレー。
決勝前のスカウティングでCKの際に仙台がマンツーマンではなく、ゾーンで守ることを確認し、前日にはペナルティーエリア外から、こぼれ球を狙う練習まで行なっていた。
決勝ゴールとなった宇賀神の豪快なボレーシュートは、まさに想定通りの形。仙台の選手たちは「スーパーゴールだったから」とあきらめ顔を見せていたが、抜け目のない準備が生んだゴールだったと言っていい。
2018年シーズン、最後の「1-0」にはオリヴェイラ監督のこだわり、そして脈々と受け継がれる浦和イズムが凝縮されていた。
