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笑顔と感謝の浅田真央アイスショー。
アンコールの白ドレスに込めた思い。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

PROFILE

photograph byAsami Enomoto

posted2017/08/08 11:30

笑顔と感謝の浅田真央アイスショー。アンコールの白ドレスに込めた思い。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

彼女がリンクを滑るだけで、華やかさに包まれる。浅田の持つ魅力は「THE ICE」で余すことなく表現されていた。

「またスケートとともに、歩んでいけたらなと」

 変わらなかったのは、滑りそのものにあるたしかな技術と、人を惹きつける力だ。ステップにも、つなぎにも、それらがうかがえた。5歳からスケートに打ち込んできて、長年にわたり培い、ときに試行錯誤しながら成長を遂げてきた時間がそこにあった。

 今までの思い、感謝の思いを伝えたいという意志とともに構成し、滑った今回のTHE ICE。それは引退会見とともに、競技人生に区切りをつける機会という意味合いも持っている。

 浅田は言う。

「やっぱり私は5歳からスケートを始めて、ずっと今までスケートとともに成長してきました。これからも、THE ICEが終わっても、スケートから離れることはないと思います。ただそれがどういう形であるかは自分にはまだ分からないので、これからもう一度じっくり考えて、またスケートとともに、歩んでいけたらなと思います」

 変わることのない魅力をあらためて観る人々に伝えた浅田は、やはり変わることがないであろうスケートへの思いとともに、ここから、スケーターとしての新しいスタートを切ることになる。

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