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変化で魅せるか、得意曲で勝負か。日本女子五輪レースの幕開け。~進化しつづけるフィギュアスケート~
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byAsami Enomoto
posted2017/08/06 17:00
ドリーム・オン・アイスで新SP『リベルタンゴ』を披露した三原。情熱的な演技で、ジャンプも全て成功させた。
自分らしさ。それが今季の日本女子のテーマのようだ。各選手が表現力を重視したプログラムを選曲し、熾烈な五輪レースへと気合い十分なスタートを切っている。
まず日本女子の出場枠はバンクーバーやソチより1つ少ない「2」。しかし層は厚く、'15年世界選手権2位の宮原知子、'17年世界選手権5位の三原舞依、全日本選手権2年連続銀の樋口新葉、'16年世界ジュニア女王の本田真凜、さらに本郷理華、坂本花織など、出場さえすればメダル候補の選手が揃う。単にミスなく滑るだけでは五輪は保証されず、ここから一歩抜けるには表現力を、という戦略だ。