スポーツビジネスの教科書 常識の超え方 ~35歳球団社長の経営メソッド~
スポーツビジネスの教科書 常識の超え方 ~35歳球団社長の経営メソッド~
ベイスターズを5年で再生させた
史上最年少社長が明かす経営メソッド
史上最年少の35歳で横浜DeNAベイスターズ社長に就任し、5年間で“常識を超える”数々の改革を断行した池田純がスポーツビジネスの極意を明かす。
2011年の社長就任当初、24億の赤字を抱えていたベイスターズは、いかにして5億円超の黒字化に成功したのか――。
その実績と経験をもとに「再現性のある経営メソッド」「組織再生の成功法則」「スポーツビジネスとは何か」を1冊に凝縮。
目次
第1章「経営」でチームは強くなる
- ◇赤字24億“倒産状態”からの出発
- ◇経営者のロジックでアプローチする
- ◇トライアンドエラーを徹底する
- ◇成功の鍵はブレずに常識を超えること
- ◇球団経営に必要な人間力
第2章「売上」を倍増させる18のメソッド
- ◇顧客心理を読む
- ◇飢餓感を醸成する
- ◇満員プロジェクトで満員試合が11倍に!
- ◇グッズはストーリーとセットで売る
- ◇トイレに行く時間を悩ませる投資術
第3章理想の「スタジアム」をつくる
- ◇ハマスタの買収(友好的TOB)はなぜ前代未聞だったか
- ◇一体経営のメリット
- ◇行政は敵か、味方か?
- ◇聖地をつくる
- ◇“地域のアイコン”スタジアムになるための選択肢
第4章その「投資」で何を得る?
- ◇1年間の球団経営に必要なコスト
- ◇2億円で72万人の子どもにプレゼントの意図
- ◇査定の実態―選手の年俸はどう決まる?
- ◇ハンコを押す? 押さない?――年俸交渉のリアル
- ◇戦力を買うか、育てるか
第5章意識の高い「組織」をつくる
- ◇意識の高さは組織に遺伝する
- ◇戦力のパフォーマンスを最大化するシステム
- ◇人事でチームを動かす
- ◇1億円プレーヤーの数とチーム成績の相関関係
- ◇現場介入は経営者としての責務
第6章「スポーツの成長産業化」の未来図
- ◇大学スポーツのポテンシャルと価値
- ◇日本版NCAAは本当に機能するのか
- ◇東京五輪後の聖地を見据えた設計図
- ◇スポーツビジネスと「デザイン」「コミュニケーション」
- ◇正しい夢を見る力
著者プロフィール
池田 純Jun Ikeda
1976年1月23日、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業後、住友商事、博報堂を経て、2007年にDeNAに入社。執行役員マーケティングコミュニケーション室長を務める。2010年にNTTドコモとDeNAのジョイントベンチャー、エブリスタの初代社長として事業を立ち上げ、初年度から黒字化。2011年に横浜DeNAベイスターズの社長に史上最年少の35歳で就任。5年間で数々の改革を行ない、売上は倍増、観客動員数は球団史上最多、24億円の赤字から5億円超の黒字化に成功。2016年10月16日、契約満了に伴い、横浜DeNAベイスターズ社長を退任。現在はJリーグ特任理事、日本ラグビーフットボール協会特任理事、明治大学学長特任補佐、複数の企業の社外取締役やアドバイザーを務める一方、Number Sports Business College(NSBC)を開講するなど、10以上の肩書を持つ実業家として活躍している。