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「控えでも代表招集しなければ……」
イングランド人選手の“内向き志向”。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2016/09/10 11:30

「控えでも代表招集しなければ……」イングランド人選手の“内向き志向”。<Number Web> photograph by Getty Images

U-21イングランド代表戦でハットトリックを決めたラッシュフォード。“国内組有望株”の筆頭格である。

ベイルはウェールズ人だからこそレアルへと渡った。

 同じ頃、スペインでは“プレミア・スター”の座を捨ててレアル・マドリーに移籍したガレス・ベイルが活躍していたが、元トッテナムのアタッカーは祖国にトップクラスのリーグがないウェールズ人だ。片や、プレミア中位以下への移籍でも国内に留まりたがるイングランド人は、都合の良い「プレミア最強」意識を改めるべきだろう。

 プレミア勢は、強豪でもレアル、バルセロナ、バイエルンといった欧州大陸の強豪から花形選手を引き抜けないのが実態。逆に、ワールドクラスというわけではない面々が、プレミアの新レギュラー陣として大陸から買い入れられてもいるのだ。

 そうした「並」クラスの外国人戦力に定位置を奪われている若手や中堅どころのイングランド勢は、手遅れになる前に腰を据えた完全移籍で海外修行に出ることで、「逆輸入品」としてプレミアに買い戻してもらえる道をキャリアの選択肢に加える必要がある。リーガ・エスパニョーラ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグアンといった欧州大陸の主要リーグであれば、サッカーのスタイルや戦術面で貴重な体験学習にもなるだろう。

海外移籍をキャリアアップの手段にすべき時。

 代表が国際大会遠征で冴えない理由の一部として、ホームシックや退屈があるとされる国にとっては、選手が非英語圏での日常に慣れるだけでもメリットはあるはずだ。イングランドに生まれた最新の希望と言われるラッシュフォードも、昨季後半の故障者続出による一軍昇格というアクシデントがなければ、今季序盤のマンチェスター・ダービーを前に先発の可否が論じられることなどあり得なかった。

 イングランドには、そうしたプレミアでの母国人選手事情を直視した上で、キャリアアップの手段として海外移籍を見つめ直す時が来ているように思う。

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