杉浦忠の名言
2年目になって、力を入れるより、力を抜いた方がいいと分かった。
杉浦忠(プロ野球)
2016/07/21
南海のエースとして活躍した杉浦は、プロ2年目の1959年に38勝4敗、防御率1.40。そして巨人との日本シリーズで4連投4連勝という驚異的な成績を残した。この急成長の理由を、「8割方の力で、ファウルを打たせることができるようになったこと」と語っていた。「新人の年は、すべてのボールを10割で投げていた。それで打たれると、今度は12割の力で投げようとしていた」「試合展開にもよるけれど、2年目は10割の力で投げたボールが、1試合に30球もなかったんじゃないかな」。常に全力を出せばいいというものではないのだ。
Number537号(2001/11/29)