Number ExBACK NUMBER
<最新インタビュー> 中田英寿 「自分たちのサッカーの先に勝利がある」
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph bySports Graphic Number
posted2014/10/29 11:30
中田氏が監督として日本代表を率いる可能性は?
ところで、中田氏自身が今後、監督として日本代表を率いる可能性、意思はあるのだろうか? 日本最高の選手として欧州最高峰のリーグで一流選手たちとプレーしてきた中田氏。今度は指導者としての姿を見てみたいと期待する人も多いに違いない。
「いやー、やらないでしょうね。やりたいという気持ちがまったくないとは言いませんが、理想と現実をつなぐ作業の大変さを選手として体験しているので。選手やチームを分析したり、戦術を練ることは好きなんですが、それをうまく選手に伝える自信がないですね」
代表監督の難しさを誰よりも知っているからこそ、そう考えるのだろう。ただ決して現場にまったく興味がないわけではないようだ。「それよりは」と前置きした後、こう話を続けた。
「最近、名波浩さんがジュビロ磐田の監督になりましたが、彼のような監督をサポートするGMのような立場でチームに関わるほうが向いているような気がします」
2006年に現役を引退して以来、これまでサッカーの現場とは
一定の距離を置いてきた中田氏が、自らの去就について語るのは初めて。
90分にも及んだこのインタビューでは、他にも欧州で日本人が
活躍するために必要なことや日本サッカー協会への要望など、
中田氏ならではの示唆に富んだ見解が満載。
「ブラジルW杯での日本代表の敗因」や
「日本サッカーが成長するために必要なこと」などを
独自の表現で解き明かし、「サッカー人生の中で大切にしてきたこと」や
「自身にとってサッカーとは何か」といった
“人間・中田英寿”の魅力に迫っている。
既存の価値観にとらわれず、新たな道を切り開いてきた
パイオニアの“蹴球論”をまとめたこの1冊は、
日本サッカーの未来を語るうえで欠かせないエッセンスが詰まっている。
一定の距離を置いてきた中田氏が、自らの去就について語るのは初めて。
90分にも及んだこのインタビューでは、他にも欧州で日本人が
活躍するために必要なことや日本サッカー協会への要望など、
中田氏ならではの示唆に富んだ見解が満載。
「ブラジルW杯での日本代表の敗因」や
「日本サッカーが成長するために必要なこと」などを
独自の表現で解き明かし、「サッカー人生の中で大切にしてきたこと」や
「自身にとってサッカーとは何か」といった
“人間・中田英寿”の魅力に迫っている。
既存の価値観にとらわれず、新たな道を切り開いてきた
パイオニアの“蹴球論”をまとめたこの1冊は、
日本サッカーの未来を語るうえで欠かせないエッセンスが詰まっている。