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「“イチローの考え方は古い”という人がいると思いますが…」イチローが語ったデータ重視野球への疑問「松井秀喜がいてくれたことが最大の要因」《独占インタビュー》
text by

石田雄太Yuta Ishida
photograph byNaoya Sanuki
posted2025/02/13 17:01

日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー(51歳)が、データ重視の野球についての疑問を明かした
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「松井秀喜がいてくれたことが最大の要因」
――イチローさんが高校生に伝えていたのは、データを否定するわけじゃなく、データを鵜呑みにするな、考えることをやめるなというメッセージでした。それは伝わった手応えはありますか。
「もし伝わっているとしたら、松井秀喜がいてくれたことが最大の要因です。ひとりではそれこそ潰されてしまう。松井が対談の場で、最近のMLBについて思っていることを率直に口にしてくれたからこそ、伝わったのだと思います」
――(前号で)松井さんの「イチローさん、今のメジャーの試合を見ていて、ストレス溜まりませんか」という問いかけはストレートでした。「打順の意味とか、そういうものが薄れちゃってるんですよね」と松井さんが言ったことにも驚かされました。
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「松井はオブラートに包んだ表現をするタイプだと思っていたので、あそこまで率直な表現をしたことは意外でしたが、僕が同じ考えを持っていると感じる何かがあったのかもしれません。気持ちのいい問いかけでした」
<前編から続く>
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