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大谷翔平の“本当のスゴさ”は本塁打ではなく…監督とチームメイトが絶賛した“ただのヒット”を分析して判明した事実「あのプレーがなかったら…」―2024年上半期読まれた記事

posted2024/09/14 11:01

 
大谷翔平の“本当のスゴさ”は本塁打ではなく…監督とチームメイトが絶賛した“ただのヒット”を分析して判明した事実「あのプレーがなかったら…」―2024年上半期読まれた記事<Number Web> photograph by Getty Images

絶好調の6月を過ごしているドジャースの大谷翔平

text by

笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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Getty Images

2024年の期間内(対象:2024年5月~2024年8月)まで、NumberWebで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。大谷翔平部門の第2位は、こちら!(初公開日 2024年6月24日/肩書などはすべて当時)。

「1番・大谷翔平」が躍動している。

 ムーキー・ベッツ負傷後、2番から繰り上がり、5試合で20打数10安打、5四球、3本塁打。打率.500、出塁率は.600、OPSは1.700にも及ぶ。負傷前にベッツがマークしていた打率.304、出塁率.405、OPS0.892をサンプル数は違えど大きく上回る。大谷には今、『最強1番打者』の称号が与えられている。

 デーブ・ロバーツ監督は米メディアから「なぜ、大谷が1番なのか」と問われ「default」という言葉を使い、笑いながら答えた。

「By default(他に選択の余地がない)。彼は完璧。他の選手で適任はいない。彼には経験もある。スイングも良くなっている。ストライクゾーンをコントロールし、やるべきことをやっている」

「1番」抜擢後、確かに大谷の数字は素晴らしい。だが、大谷の打撃を数字だけで測ることはできない。数字以上の仕事を彼は果たしている。貢献度は絶大だ。

大谷が“ただのヒット”で何度も両手を叩いた場面

 18日、コロラドでのロッキーズ戦。ドジャースは4対9とリードされた9回に7点を挙げ、大逆転勝利を収めた。敵地での9回5点差からの逆転勝利は、ブルックリン・ロビンズ時代の1929年6月25日まで遡る。ヒーローは1点差に詰め寄る満塁本塁打を放ったジェイソン・ヘイワードであり、勝ち越しの3点本塁打を放ったテオスカー・ヘルナンデスだったが、この歴史的な勝利に献身的な打撃で繋げた大谷のアプローチを見逃してはならない。

【次ページ】 「ショウヘイは決して本塁打を狙おうとしなかった」

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