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久保建英と三笘薫、左サイドのスタメンは? カタールW杯メンバー26人と“サプライズ枠”を予想「柴崎岳よりも可能性は低いが…」
posted2022/09/29 11:03
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Kiichi Matsumoto
カタールW杯へ向けた最後のサバイバルが終了した。
日本代表は9月23日にアメリカと、27日にエクアドルと対戦し、森保一監督は招集した30人のうち26人を起用した。
2試合ともに主戦術の4-3-3ではなく、4-2-3-1でスタートした。どちらの試合でも、後半終了間際には3バックが採用されてもいる。
システムによって序列の変わるポジションはあるが、W杯登録メンバーはほぼ見えてきた。いくつかのポジションでは不確定要素を残すものの、チームのフレームとオプションはほぼ固まっている。それでは、カタールへ向かう26人を予想してみよう。
第3GKには谷晃生をチョイス
GK 権田修一、シュミット・ダニエル、谷晃生
これまで権田修一(清水エスパルス)が正GKを務めてきたが、今回の2試合でシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)がインパクトを残した。権田の負傷で後半開始からピッチに立ったアメリカ戦では、素早く正確なキックでカウンターにつながる場面を生み出した。足元の技術に優れる彼の特徴は、ビルドアップで圧力を受けた際にもチームの助けになる。PKストップが大きく取り上げられたエクアドル戦では、前半終了間際にもピンチを防いでいる。
第3GKは川島永嗣(ストラスブール)と谷晃生(湘南ベルマーレ)の争いだが、ここでは谷を選んだ。3人目のGKはピッチ外での役割が大きく、3大会連続出場中の川島はチームの支えとなる経験者だ。
一方で、谷はカタールW杯アジア最終予選にほぼ帯同し、チームの空気感や第3GKの役割に触れてきた。日本代表の主力を担う選手とは、東京五輪でともにプレーもしている。第3GKに出場機会が巡ってくる可能性は低いが、所属クラブで試合に出ていることも評価して谷とした。
DFは負担を分散する意味でも「9人」がベター
DF 吉田麻也、冨安健洋、谷口彰悟、板倉滉、酒井宏樹、山根視来、長友佑都、伊藤洋輝、中山雄太
CBとして吉田麻也(シャルケ)、冨安健洋(アーセナル)、谷口彰悟(川崎フロンターレ)、伊藤洋輝(シュツットガルト)、ケガが回復する前提で板倉滉(ボルシアMG)をリストアップした。右サイドバックは酒井宏樹(浦和レッズ)と山根視来(川崎フロンターレ)、左サイドバックは長友佑都(FC東京)、中山雄太(ハダースフィールド)で、合計9人だ。