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「ミトマはユース時代から私の憧れだった」ブライトン生え抜き20歳MFが語る“三笘薫がリスペクトされる理由”「彼は練習初日から人間性が違った」
posted2026/03/04 17:11
ブライトンで4シーズン目を過ごす三笘薫(28歳)。クラブ内でリスペクトされる存在になっている
text by

田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph by
Getty Images
「ゴール前を見た瞬間、2対1の状況だった。なので、クロスをあげた方がいいかなと。ちょっとボールが高くなりましたけど、ジャック・ヒンシェルウッドとダニー・ウェルベックが良いクオリティを見せてくれた。ほんとに助かりました」
そう語ったのは、ブライトンの三笘薫である。3月1日に行われたブライトン対ノッティンガム・フォレスト戦。決勝点の起点となったのは、三笘のクロスボールだった。
この場面、三笘の状況判断が光った。
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サムライ戦士が左サイドのタッチライン際でパスを受けた際、ゴール前は「ブライトンの攻撃者2人」に対し、「ノッティンガム・フォレストのCB1人」という状況だった。数的優位と見るや、三笘は時間をかけずにダイレクトでクロスを入れる。
すると、ゴール前でヒンシェルウッドが頭で落とし、ウェルベックが振り向きざまにシュート。ボールはゴールネットを揺らし、チームの勝ち越し弾へとつながった。
「全然(ダメ)ですね…」じつは風邪をひいていた
この日の三笘は動きに鋭さがあった。
前半18分にはウェルベックとのワンツーから決定機を作った。シュートはGKのブロックに阻まれ、三笘は思わず頭を抱えたが、一連のプレーにはキレがあった。
味方の速いクロスボールを足元にしっかり収め、ウェルベックからリターンパスが来ると察知して素早くゴール前に侵入。ボールがバウンドして処理がやや難しくなったリターンも足元に落とした。シュートが決まっていればスーパーゴールになっていただろうが、前方に飛び出してきたGKに阻まれた。本人は「ああいうシーンはたくさんあるので、もうちょっと冷静にならないといけない」と最後のフィニッシュを反省していたが、三笘の感覚とフィジカルの良さが際立ったシーンだった。左足首の怪我から復帰後、コンディションが着実に上向いている印象を改めて残した。
しかし、試合後の三笘の口から出たのは意外な言葉だった。調子の良さを指摘されると、こう返した。
「全然(駄目)ですね。もうちょい上げないと厳しいかなと思います。試合中も、今日はきつかった。ちょっと体調もよくなかったので、ギリギリでした」

