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サムライブルーの原材料BACK NUMBER
「残念ながら現時点では…」北中米W杯で松木安太郎さんが解説しないって本当なの? 本人に直撃「松木のいないW杯なんてミルクのないコーヒーだ、って」
posted2026/03/02 11:00
このままでは日本が出場し始めて以来初めて、「松木安太郎が解説していないW杯」が行われることになってしまう!?
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by
Yuki Suenaga
日本サッカー界にとってはなかなかの衝撃である。
6月に開幕する北中米ワールドカップにおける日本代表戦の中継で、松木安太郎さんが現地解説陣に入っていないという情報が耳に入ってきた。
今大会はスポーツの動画配信チャンネル「DAZN」が放映権を獲得して日本代表戦を含む全試合をライブ配信することになっている。またグループステージはオランダ代表戦をNHK総合、第2戦のチュニジア代表戦を日本テレビ、NHK BS1、欧州プレーオフB組勝者との第3戦をNHK総合が生中継する。
松木さんのいないW杯はミルクのないコーヒー?
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松木さんが解説席に座ってきたテレビ朝日の放送がないことが背景にあるとはいえ、日本が初めて出場した1998年のフランスワールドカップから7大会すべて現地解説を務めてきた「連続出場記録」が途切れることになってしまう。彼の所属事務所に問い合わせると「残念ながら現時点でワールドカップでの日本代表の試合を解説する予定も、北中米に行く予定もありません」との回答だった。ならば、と今の心境と過去のワールドカップの思い出をうかがうべくインタビューを申し込んだところ、快諾してもらった。
松木安太郎、68歳。
どんな状況であっても彼は明るく、エネルギッシュだ。日本代表の試合を解説できないことをストレートに尋ねると、サバサバした表情をこちらに向けた。
「いずれにしろそういう日はやってくると思っていましたからね。むしろ今まで必ず喋る機会を与えてもらえたこと自体、感謝感激なんだから。でも松木のいないワールドカップなんてミルクのないコーヒーみたいだって言われたりすると、ちょっとうれしいけどね」
待てよ……ブラック派の人ならミルクがなくとも関係ない。紅ショウガのない牛丼、福神漬けのないカレー、青のりのないたこ焼き……適したいろんな比喩を思い浮かべていると、なんだか心がポカポカしてくる。

