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「明訓が負けたよ!」「ドカベンは反面教師」スポーツ紙局次長から名球会捕手まで野球オジサンたちが語った水島マンガへの尽きせぬ思い 

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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posted2022/02/01 11:00

「明訓が負けたよ!」「ドカベンは反面教師」スポーツ紙局次長から名球会捕手まで野球オジサンたちが語った水島マンガへの尽きせぬ思い<Number Web> photograph by BUNGEISHUNJU

水島新司氏の逝去を大きく報じたスポーツ新聞各紙。今の紙面のつくり手も読者の中心層も、水島マンガど真ん中世代に違いない

 などなど。ということは『野球狂の詩』で描かれた水原勇気(女子選手)も、NPBの一軍マウンドにきっとそのうち登場するかもしれない。ワクワクします。

 そういえば現在公開中の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を見たのですが、あそこで描かれているマルチバースって『大甲子園』も該当しますね?(※詳しくは映画をご覧ください)

説得力の源はリアルな描写

 さて、予言者というのはともかく水島作品が現実にもクロスするのはリアルな描写があったから。野球のルールの面白さを教えてくれた。私もドカベンで覚えたルールはかなり多かった。2012年の夏の甲子園では作品で描かれたプレーが現実となって話題となった。熊本県代表の済々黌(せいせいこう)が盲点を突いた走塁を『ドカベン』どおりに見せたのだ。

《野球規則にあるアピールプレーを漫画を通じて予習し、抜け目のない得点で沸かせた。当時監督の池田満頼さん(49=現同校外部コーチ)は「(ドカベンは)野球をする時にいろいろなルールを学ぶツールでした。奇想天外な野球だが、勉強になりました。僕らでは考え及ばないアイデアで打ったりする」と回顧する。》(日刊スポーツ1月18日)

 走塁といえば夜になると走り出す「ブルートレイン学園」が私は好きでした。いけない、またあの頃に発車してしまう!

  あらためて水島作品を読み返そうと思います。同じ思いを抱いている方、多いのではないでしょうか。

  水島新司先生ありがとうございました。

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