山田久志の名言
人のフォームのこと、ガタガタいわれる筋合いはねえよなぁ。
山田久志(プロ野球)
2020/09/17
昭和のパ・リーグで投げぬいたエースは、独特のピッチングフォームが多かった。その代表格であるのが山田だ。“サブマリン”とも称されたアンダースローで3度の最多勝とMVPを獲得した。山田は解説者時代、プロ1年目の野茂英雄を取材した際、食事の場でフォームの話で盛り上がったという。当時、トルネード投法の野茂に対しては「理に適っていないフォームじゃ、プロでは長くやれない」という声もあった中で、人並み以上の関節の可動域と筋肉の柔らかさから繰り出される、野茂にしかできない最高のフォームだと山田は認めていた。
Number1009号(2020/08/20)