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<ゴルフ期待の星・独占インタビュー>
野村敏京「もちろん、金メダルが目標です」
text by

長澤壮太郎Sotaro Nagasawa
photograph byTakuya Sugiyama
posted2016/07/21 08:00

リオ五輪で116年ぶりに正式競技に復活する女子ゴルフ。日本に2つある出場枠をトップ通過で手にすることが確実の野村敏京は、現在世界ランキング22位(7月4日時点)。2014年からアメリカツアーに本格参戦し、今季2勝を挙げ、驚異的なペースで台頭した彼女に、強さの秘密を聞いた。
――今年は2度の優勝を含むトップ10入り5回、賞金ランク5位と好調ですが、ここまでの結果は予定通りですか?
「思ったとおりです(笑)」
――3年前から、今の位置は見えていたということですか。
「はい。もともと今年2勝が目標だったんです。ふつうの試合1勝と、メジャー1勝。でもこんなに早く2勝するとは自分でもびっくりしています」
――28カ国総勢500人以上のLPGAツアー選手が存在する中、他の選手より早く結果が出せた、その差は何だと思いますか。
「たいへんなのは皆同じだと思います。誰でも早く優勝したいし、上に行きたい気持ちは一緒。他の選手と違うのは、どうやったら楽しくできるかを考えているところかもしれません。仕事であるゴルフを、どう楽しめるか、それを常に考えています」
――野村さんにとって楽しいゴルフとは?
「スポーツとしてゴルフを見る時に、皆誰が優勝するか楽しみにしていますよね。実は選手も一緒なんですよ。私の順位がどこまで上に行けるか、それを楽しみにしているんです。私は4日間のトーナメントを戦いながらワクワクしています」
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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