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最下位に終わったグラチャンのなかで見えた、ひと筋の光。~男子バレーで世界が遠いのは当たり前、重要なのは方向性~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byNaoki Nishimura/AFLO
posted2017/10/07 17:00
ともに大学4年の大竹壱青(右)と小野寺太志(左)。若手中心の全日本男子の中でも、成長に期待がかかる2人だ。
中垣内祐一監督とフィリップ・ブランコーチがタッグを組む形で5月にスタートしたバレーボール全日本男子が、9月12日から17日まで日本で行われたワールドグランドチャンピオンズ杯(グラチャンバレー)で1年目の活動を終えた。
世界的に名高いブランコーチによる指導の下、「ミドルブロッカーを積極的に使っての速攻」を軸とした戦術を習得し、中垣内監督プロデュースによる長身選手の登用とコンバートで「チームの大型化」を図ってきた全日本。7月には最大の目標だった世界選手権出場権の獲得に成功するなど、及第点と言えるスタートだった。