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なぜ読売にはできなかったのか。~野球界に求められる自浄作用のありかた~ 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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posted2016/03/25 06:00

なぜ読売にはできなかったのか。~野球界に求められる自浄作用のありかた~<Number Web> photograph by KYODO

「うそをつき通すには限界があると思った」。口元を震わせながら会見した高木京介投手。

 不祥事勃発の際に球界が示さなければならない自浄行為とは、自ら積極的に膿を出していく姿勢を示すことではないかと思う。

 例えば清原和博容疑者の覚醒剤使用が発覚したとき、12球団はキャンプ地の講習会などで薬物の危険性を選手に周知徹底した。ただ本当に薬物一掃の姿勢を示すのであれば、全球団が所属選手全員の薬物検査を行うべきである。そうして世間に積極的に自浄の証拠を示す。これがプロ野球という社会的公器に求められる公正さのレベルではないかということだ。


 新たに発覚した巨人の野球賭博問題も、もちろん賭博をしていた高木京介投手(26)の行為は問題である。同時にもう一つクローズアップされるのが、巨人と球界の自浄能力の質ではないだろうか。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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清原和博

プロ野球の前後のコラム

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