欧州サッカーPRESSBACK NUMBER

香川真司「周りがいくら騒ごうが」
熱狂のベシクタシュで今思うこと。

posted2019/02/14 11:00

 
香川真司「周りがいくら騒ごうが」熱狂のベシクタシュで今思うこと。<Number Web> photograph by AFLO

ホーム初戦で香川は得点に絡めなかったが得意のターンで攻撃のリズムを作った。ファンの期待も日ごとに高まっているようだ。

text by

ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

PROFILE

photograph by

AFLO

 音楽は鳴りやまない。また、響き始めた。そう確信できる、2月9日の夜だった。

 舞台はヨーロッパとアジアをつなぐ歴史的な都市イスタンブール。その新市街の拠点であるタクスィム広場から歩いていけるところに、サッカー専用スタジアムであるボーダフォン・パークはある。4万人以上を収容するベシクタシュの本拠地だ。

「シン、シン、シンジ・カガーワー!!」

 熱狂し過ぎて、ときに暴走してしまうこともあるトルコ人サポーター。その野太い声による香川真司の応援歌が何度も響き渡っていた。

 ブルサスポルとの試合前も、試合中も、そして試合後も。

 その応援歌は、1979年に西ドイツの「ジンギスカン」というグループのデビュー曲で、グループ名と同じ曲の替え歌だった。

香川に贈られたチャント。

 香川がこれまでプレーしていたドイツ発祥の曲が用いられたのは偶然に過ぎないが、これまでも彼は音楽とともに愛されてきた。

 ドルトムントではセレッソ時代に使用されていた応援歌が転用された。「シャララ、シャララ、カーガワ、シンジー」というメロディーを聞いたことがある人は多いだろう。これはドルトムントで当時よく歌われていたチャントとメロディーが同じだったこともあり、ファンの多くが口ずさんだ。日本代表の試合でもよく歌われるものだ。

 マンチェスター・ユナイテッド時代も、クイーンの名曲「Radio GaGa」の一部が替え歌として香川のチャントとなった。ちなみにこの曲は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のLIVE AIDのシーンで、フレディ・マーキュリーが「ボヘミアン・ラプソディ」を演奏した直後に歌い上げた曲と言った方が今は伝わるのかもしれない。

 ホームデビュー戦でのチャントについて香川は笑顔で語った。

「事前に聞いていました。チームメイトも試合前から、すでにみんなが歌っていたから(笑)。トルコでも、すごく有名な歌みたいなんですけど……」

【次ページ】 本拠地で受けた熱狂ぶり。

1 2 3 4 5 6 NEXT

この記事にコメントする

利用規約を遵守の上、ご投稿ください。

香川真司
ベシクタシュ
ドルトムント

海外サッカーの前後のコラム

ページトップ