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最前線と2列目のオールマイティー、
北川航也が森保Jで得た発見とは。

posted2018/11/20 11:00

 
最前線と2列目のオールマイティー、北川航也が森保Jで得た発見とは。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

今季のJリーグでは第32節終了時点で13ゴール。国内組のFWとして北川航也は実力を示したいところだ。

text by

安藤隆人

安藤隆人Takahito Ando

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Takuya Sugiyama

 大分銀行ドームで行われたキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦のアタッカー陣のスタメンは、1トップ3シャドーの全員が海外組だった。

 試合が展開するにつれて、Jリーグでプレーするアタッカーが続々と投入されていく。

 最初に投入されたのが、清水エスパルスのFW北川航也だった。

 68分、FW大迫勇也に代わって1トップに入ると、大迫のようなポストプレーを見せつつ積極的にDFラインの裏に潜り込んで、細かなタッチからゴールを狙った。

 77分にMF堂安律に代わってFW杉本健勇が投入されると、北川はトップ下のポジションに移った。すると74分、MF伊東純也が右サイドを深くえぐり込むと、北川はゴール前のスペースにいち早く走り込んだ。伊東からマイナスの折り返しは相手DFにカットされてしまったが、彼らしいゴール前のスペースへの潜り込みだった。

DF3人を振り切った決定機。

 このプレーでリズムに乗った北川は、後半アディショナルタイムに左サイドを突破したMF原口元気からのマイナスの折り返しを、ペナルティーエリア内左で受けた。

 DF3人に囲まれながらも、そのうちのDF2枚に壁を作る形でゴールを背にしつつも、身体を開いて左足でワンタッチコントロール。なおもDF1枚を背中に抱えた状態から右足でボールを引き入れながら鋭くターンした。

 一気に前を向いた北川はそのまま左足シュートを放ったのだ。DFが必死で足を伸ばしたブロックによってゴールこそならなかったが、彼の身体能力の高さとゴールセンスを存分に見せたプレーだった。

 26分間という短い時間のプレーだったが、初招集ならびにA代表デビュー戦となった前回のパナマ戦以上に、存在を大きくアピールした。

 前回、北川はFW小林悠の負傷による“追加招集”という形で、初のA代表入りを果たした。だが今回は追加ではなく、最初からFWとしての選出だった。だからこそ北川は前回より大きなモチベーションを持って代表活動に参加していた。

【次ページ】 あそこで足が出てくるとは。

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